主催者フォーラム確定第二弾、震災と図書館について今年も扱います。

第15回図書館総合展における図書館総合展運営委員会主催フォーラムが順次確定してきています。2011年より引き続き、主催者フォーラムでは震災と図書館をテーマに扱っていきます。2011年には、 図書館政策フォーラム「東日本大震災からの復興と震災への備えに向けて」 【第1部】 【第2部】 【第3部】 を開催し、2012年には、 東日本大震災から1年半を経て-復興に向けた政策課題- を開催しました。

【東日本大震災】岩手県陸前高田市の現状とこれから必要となること-市立図書館、ちいさいおうち、にじのライブラリーからの報告-

※変更前フォーラム名:大震災からの復興に向けて、2年半経つ今の現状とこれから必要となること-岩手県の取り組みに学ぶ-

概要
 死者1,597人(関連死41人を含む)、行方不明者は261人と東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市。被害を受けたのは家屋だけではなく、市立図書館等公共の施設も壊滅的な被害を受けました。
 現在、市立図書館も仮設として再開するなど一歩一歩進んでいますが、完全な復興、再開のためにはまだ長い道のりとなっています。陸前高田市の現状、図書館の今やこれからの計画などをお話しいただきます。
 また陸前高田市には民間が運営する図書室があります。ちいさいおうちとにじのライブラリーの取り組みや、利用者との触れ合いを通じて見える、これから必要となってくることをお伝えします。
いつ日本で起こりうるか分からない震災の際、一つの市町村で図書館はどのように復興に向かっていくのか、3年目の今、考えていただければ幸いです。

企画者よりひとこと
 2011年4月3日に訪れた陸前高田市。避難所で活動をしていた時、震える子どもたちの手、悲しさや悔しさで握りしめられた手を見て、どれだけ長い間この手は涙をぬぐうのだろうと思いました。真の絆はこれから問われると思います。


菅野祥一郎(陸前高田市立図書館館長)岩手県陸前高田市出身。62歳。陸前高田市役所、小学校教諭、校長(江繋、米崎、気仙)、教育委員会教育相談員を
経て現職。


高橋美知子(NPO法人うれし野こども図書室代表)盛岡市生まれ。学習院女子短期大学卒業。1975年、県立和光学園で初めて「お話」(ストーリーテリング)を行う。76年、盛岡市立図書館で「お話の時間」を始める。77年 盛岡市前九年公民館に「うれし野文庫」を開設。2000年 「うれし野こども図書室」と改名。NPO法人を取得。
代表、理事長を務め、現在に至る。2006年 野間読書推進賞個人の部受賞。盛岡市立図書館協議委員。盛岡市立図書館利用団体連絡協議会会長。公益財団法人 東京子ども図書館特任理事


荒木奏子(にじのライブラリー現地責任者)宮城教育大学教育学部卒業(1994年卒)。岩手県内の小学校教員として17年間勤務。震災後に退職。以後、地元のボランティアとして活動。2011年11月から「子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト」と「<大震災>出版対策本部」が設立した私設図書館「にじのライブラリー」の現地責任者として、子どもたちや大人たちの憩いの場を提供。
子ども図書館「にじのライブラリー」は陸前高田市気仙町今泉地区の気仙川河畔に位置する。
今泉地区は604世帯のうち597世帯が流出し、約230名が津波の犠牲となった地区。2012年1月からはにじのライブラリーにおいて、本の貸し出しのほか女性の収入創出のため布ぞうりやハンカチつくりと販売をサポートもしている。



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