インタビュー 関乃里子さん 株式会社ブレインテック

第1回図書館総合展からブース・フォーラムの出展をされて、また運営委員として主催者側としても参加されている、株式会社ブレインテックの関乃里子さんに図書館総合展の魅力についてうかがいました。

sekisan 関乃里子さん 株式会社ブレインテック

まず、図書館総合展の魅力についてお聞かせください。

 図書館総合展は、図書館業界最大のビジネスショーであると同時に、年に1回図書館関係者が一堂に会する機会を提供していることが魅力だと思います。
図書館業界には、他にも様々なイベントがありますが、図書館の館種ごとに分かれて実施されていたり、参加対象者が限定されていたりするので、館種を超えて図書館の利用者・図書館員・図書館関連団体や企業まで含めた図書館関係者がひとつのイベントで一緒になることはあまりありません。出展企業としては、一度に多くのお客様にお会いできること、多くの出展者の方々と情報交換できるのは嬉しいことです。
 また、ブースを訪れてくださる図書館員の方が実はポスターセッションの出展者だったり、私たち企業出展者がブース対応の合間を縫って他社主催のフォーラムに参加したり、出展者と来場者の境界線が良い意味で曖昧なイベントです。
 さらに、様々な偶然の出会いが生まれるのも図書館総合展の特徴です。何年も会っていなかったお客様や遠方に居る知人に、会場内でばったり会うこともよくありますし、それまで同じ図書館向けのサービスを提供していながら、あまり関わりのなかった企業とブースが隣になって話をしていたら、意外な共通点を発見して有益な情報交換ができたこともありました。
もちろん、たくさんの企業が出展していますので、競合するサービスや商品と厳しく比較されてしまうこともありますが、具体的で率直なご意見をいただけて、自社製品について客観的な視点をもつことができる機会だと考えるようにしています。

第1回から図書館総合展に出展してきていかがですか。

 東京国際フォーラムで開催したころに比べて出展者も来場者も増えてきて、図書館総合展全体の盛り上がりを感じます。弊社のような小さな企業にとって、この規模のイベントに出展し続けることは決して楽なことではないのですが、弊社に製品やサービスについてのお問い合わせをいただいたお客様にきっかけをお尋ねすると「図書館総合展にいつも出ているので名前を覚えていた」「何年か前に図書館総合展でカタログをもらった」などと言われることも多いので、出展し続ける価値はあると思っています。

第14回図書館総合展カフェスペースの様子

出展者として、ブースの出し方など気をつけていることはありますか。

 派手なブースを作ることより、対応スタッフを十分に配置することを重視しています。そして、当日ブースに立つスタッフには「お客様に背を向けて立たない」とか「出展者同士で話し込まない」などの注意をしています。当たり前のことなのですが、3日間という長丁場でつい忘れてしまうこともあります。
また、最近は来場者の中に学生さんの姿を多くみかけるようになりましたが、ブースに立つ営業マンは、どうしても学生さんを他の来場者に比べ軽く扱ってしまいがちです。でも、学生さんというのは将来のお客様・取引先・同僚になるかもしれない方たちなのですから、失礼な対応をしてはいけないよ、といつもスタッフに伝えています。

図書館総合展でやっていきたいことなど、お考えでしたらお聞かせください。

 出展者としては、今年も弊社のシステムを導入している方に向けたユーザー会をフォーラムで実施しようと考えています。ユーザー会といっても、せっかく図書館総合展の会場で行うので、半分は誰でも参加できるようにする予定です。このユーザー会はもともと別の日程で独自に開催していましたが、一昨年から図書館総合展で実施するようになりました。遠方から参加されるお客様も多く、「一度の出張で図書館総合展の見学とユーザー会への参加が同時にできて良い」と好評です。
 運営委員としては、図書館界を盛り上げていくために、図書館同士が今よりもっと館種の違いなどを越え、相互理解や連携を進めていけるような、きっかけづくりをしていきたいです。学校図書館や専門図書館など特定の館種をテーマにしたフォーラムも開催されますが、せっかく図書館総合展という場なので、様々な方にご参加いただけると嬉しいですね。

これからの図書館総合展に期待していることはありますか。

 企業出展者としては、出展がすぐに商談につながれば嬉しいのですが、それだけを目的としない来場者もたくさんいるのが図書館総合展です。弊社で運営しているJcrossという図書館関係者向けの情報サイトでは、毎年、図書館総合展の特集を組んでいますが、ここでは主に「出会い・交流」「学びの場」といった側面にスポットを当てています。どれが主でどれが副ということではなく、多様な出展者と来場者がいるからこそ生まれるものがあり、それは長期的には企業出展者にも良い効果をもたらすものだと信じています。ですから、今後もこの多様なスタイルを保ったままの総合展であることを期待しています。

株式会社ブレインテック主催の第14回図書館総合展フォーラム

  • 2012年11月21日(水)13:00-14:30ブレインテック ユーザー研究会 第1部(講演)-“ウェブらしさ”から考える、小規模図書館の利用者サービス戦略 http://2012.libraryfair.jp/node/1257
  • 2012年11月21日(水)15:30-17:00ブレインテック ユーザー研究会 第2部(事例発表・交流会)

直前特集 第14回 図書館総合展/Jcross 図書館と図書館にかかわる人たちのサイト
http://www.jcross.com/sogoten2012/index.php

Jcross図書館と図書館にかかわる人たちのサイト http://www.jcross.com/
株式会社ブレインテック http://www.braintech.co.jp/



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